2016年6月17日金曜日

【翻訳】Daily Digest: Wasted Sideboard Space/赤緑ビートダウン(スタン)

アーリン・コードをどうにか使いたい方へ





原文はこちら

スポンサードリンク

この数か月、スタンダードにおいて赤は「僧院の速槍」を失って以来、いわば仲間はずれであった。
イニストラードを覆う影発売前のテストプレイでいくつかの赤いデッキを試したが、戦えそうだったのは「ピア・ナラーとキラン・ナラー」とプレインズウォーカーによる赤緑ビートダウンであった。

Roger Selvageは俺と同じ考えだったようだが、「ドラゴンの餌」と「アタルカの命令」を追加した事により、アグレッシブなものを作った。しかし、このデッキはアタルカレッドの単なる後継デッキではない、ロングゲームに対応する選択肢が増えているからだ。
このデッキを速攻デッキだと思っているヤツらは「不屈の追跡者」で絞める事が出来る。

全体強化が入っている以上、生物は大量に展開しなければならない。
かといって1マナのクリーチャーに頼る必要もない。
そこまで焦らずとも「搭載歩行機械」と「ゼンディカーの代弁者、ニッサ」で守りを固め、何ターンかしのげば0/1と1/1と2/2を強化して殴れ。

入ってなくて意外な2枚は「飛行機械技師」と「多勢」だ。
「飛行機械技師」は飛行機械と相性がいい上に強化すべき実を2つ提供するが、それを踏まえても「不屈の追跡者」のパワーの方が上かもしれない。「不屈の追跡者」によって勝ち筋が1つ増えたようにも思える。

「多勢」はこのデッキでスーパースターになる。「焙り焼き」も「極上の炎技」はアヴァシンには無力だがクリーチャーを4体展開するのは容易なはずだし、相手の5マナの動きを1マナで封じれるのはかなりのテンポアドバンテージになる。
このデッキは「極上の炎技」を使う暇がない。序盤は盤面の展開にマナを使うべきだからだ。こういった点からも「多勢」の方が相性がいい。

最終的に、このデッキは緑白トークンに似ている。
しかし、緑白トークンがコントロール寄りなデッキであるのに対し、このデッキはその隙を突くデッキだ。
飛行機械のような飛行持ちのクリーチャーは膠着した盤面の回答になる。
Rogerはその点に気付いているのか「雷破の執政」を2枚入れている。

緑白トークンは全体除去や「石の宣告」を使ってくるので長期戦になるほど不利だろう。
そこで「アタルカの命令」だ。これに「極上の炎技」と「ピア・ナラーとキラン・ナラー」がいれば焼き切れる方法は充分だ。こういったデッキは最近のスタンダードにはなかったね。
遅いゲームに慣れた相手をライフ7から削り切ってやればきっと驚くだろう。

カンパニーや緑白トークン使いの顔面に稲妻をぶち込んでやれ。そうしてRogerは結果を残したのだ。

スポンサードリンク

赤緑ビートダウン
Roger Selvage
SCGIQ-7位

クリーチャー(17)
4 搭載歩行機械
4 森の代言者
2 雷破の執政
4 不屈の追跡者
3 ピア・ナラーとキラン・ナラー

プレインズウォーカー(5)
2 アーリン・コード
3 ゼンディカーの代弁者、ニッサ

呪文(12)
4 アタルカの命令
4 ドラゴンの餌
2 極上の炎技
2 焙り焼き

土地(26)
6 森
5 山
4 燃えがらの林間地
4 進化する未開地
4 獲物道
3 ウェストヴェイルの修道院

サイドボード(15)
3 エルドラージの寸借者
3 翼切り
2 自然のままに
3 引き裂く流弾
2 塵への崩壊
2 荒地

6月18日はHMOです
7月9日はTTTです。

最近読んだ3冊

0 件のコメント:

コメントを投稿