2016年6月21日火曜日

【翻訳】Naya Tokens in Standard/スタンダードのナヤトークン

今買わなきゃ将来後悔するランキング5位には入ってそう



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原文はこちら


こんにちわ。私は長らくスタンダートのデッキを構築しておらず、さらにあと5週間で次のセットが発売されてしまいます。現行のすスタンダードは概ね開発されつくした感がありますが、私がこれまで考えてきたデッキを見直したところ、まだ紹介できるものがありました。

私が使って、使われて最も強力だったデッキはナヤトークンでした。このデッキはトークン生成手段をほぼ全て使います。
これはまた「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」と「ギデオンの誓い」のパッケージを搭載しています。「ギデオンの誓い」が戦場にあると「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」は忠誠度が1つ多くなって出ますので奥義を使っても残ります。お互いを活かすためにデザインされているようではありませんか!

「ギデオンの誓い」は「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」のみならず全てのプレインズウォーカーと噛み合います。
「炎呼び、チャンドラ」は忠誠度5で着地して全体5点火力という選択肢が生まれます。これは「現実を砕くもの」や強くなった時の「森の代言者」にも対応できるという事を意味します。
「アーリン・コード」も恩恵を受ける一人で(ていうか、恩恵のないプレインズウォーカーなんていませんね?)奥義が1ターン早まるだけで充分なアドバンテージです。

このデッキのポイントはプレインズウォーカーを並べて、それらをトークンで守る事です。ほとんどのプレインズウォーカーがトークンを生成できるので守るのは容易でしょう。
面白いのはプレインズウォーカーが複数並んだ時、対戦相手は非常に困った状況に陥ります。いずれを処理するかの選択に悩み、仮に処理できてももう1体残っているのですから。


こちらがデッキリストとカード選択の開設です。


Naya Tokens
Mellisa DeTora

クリーチャー(10)
4 搭載歩行機械
2 巨森の予見者、ニッサ
4 森の代言者

プレインズウォーカー(15)
3 アーリン・コード
4 炎呼び、チャンドラ
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 ゼンディカーの代弁者、ニッサ

呪文(11)
3 石の宣告
4 ギデオンの誓い
4 ニッサの誓い

土地(24)
2 戦場の鍛冶場
3 梢の眺望
4 進化する未開地
6 森
1 山
3 鋭い突端
3 平地
2 ウェストヴェイルの修道院

サイドボード(15)
3 大天使アヴァシン
1 翼切り
1 石の宣告
3 棲み家の防御者
3 ドロモカの命令
2 ラムホルトの平和主義者
2 悲劇的な傲慢


生物とプレインズウォーカー以外のスペル


序盤の一番強い動きは「森の代言者」です。「森の代言者」は単純に最強の2マナと言えるでしょう。緑を使う以上、4枚は必要です。2マナの2/3でほとんどの2マナ生物より大きく、攻撃しながら守りもこなします。

終盤になると「森の代言者」は重大な脅威となります。多くの2マナ生物は終盤では役に立ちませんがこれは違います。自身が強いだけでなく、「鋭い突端」を8点クロックにします。
タフネス5は「難題の予見者」に殴り負けず、「衰滅」を躱し、「炎呼び、チャンドラ」の-4でも生き残ります。

次に紹介する序盤の生物は「搭載歩行機械」です。私たちは長らくこのカードを使用していますが、それはこのカードが本物だという事です。
「ゼンディカーの代弁者、ニッサ」と「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」という全体強化を2つ搭載しているこのデッキとはよく合います。
「搭載歩行機械」は早期に処理するか追放しない限りゲームを終わらせる力があります。
「炎呼び、チャンドラ」がいれば飛行機械を展開するために自ら殺す事もできます。

除去を入れるスペースはあまりありませんが、全く入れない訳にもいきません。
「石の宣告」が一番いいでしょう。
このデッキは「難題の予見者」と「現実を砕くもの」にあまり強くありません。したがって、これらに対処できる軽量の除去はぴったりでしょう。

3マナ域は「巨森の予見者、ニッサ」です。
ニッサの役割は土地をサーチする事(このデッキはかなりマナを使います)、そしてブロッカーになる事です。
終盤で引いても変身するので強力ですが、一番大事なのは4ターン目に備えて3ターン目に森を探す事です。

「巨森の予見者、ニッサ」は「不屈の追跡者」にしてもいいですし、何ならそっちの方がいいかもしれません。
しかし、マナを大量に使うこのデッキにおいて手がかりを起動するタイミングが難しいでしょう。
このデッキの理想の動きは4ターン目にプレインズウォーカー、5ターン目にプレインズウォーカー(1マナ浮き)、6ターン目に「炎呼び、チャンドラ」で、これも毎ターン土地がおける事を前提にした動きです。
ニッサを採用しているのはこういう背景からです。6マナに到達するのが最重要で、彼女はそれをサポートします。

その他のスペルは誓いサイクルです。
4枚の「ニッサの誓い」で土地か生物を探します。同時に3色のデッキにおいてはギデオンのための白のダブルシンボルやチャンドラのための赤のダブルシンボルが出ない可能性もあるのでその点をフォローしてくれます。
GPで「ニッサの誓い」だけで「炎呼び、チャンドラ」を唱えようとした人がいたように、このカードは本物です。Raphael Levyに感謝!

「ギデオンの誓い」はナヤにする理由となるカードです。
これを入れないなら緑白トークンで充分強いのでそっちでいいんです。
「ギデオンの誓い」を採用する理由は「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」を強く使えるから。
そして「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」によって「アーリン・コード」と「炎呼び、チャンドラ」のトークンが強くなります。
忠誠度が上がるだけでなく、ギデオンの奥義を使える事でトークンをより強く使えるのです。


プレインズウォーカー

このデッキは「ゼンディカーの同盟者、ギデオン」と「ゼンディカーの代弁者、ニッサ」を中心としています。これらの組み合わせが強力なのは周知の事実で、このデッキでももちろん輝きます。

「アーリン・コード」はあまり採用例を見かけません。
彼女は生物デッキに入ると強いのですが現在赤緑の生物デッキが存在しません。彼女を使いたいのなら色を足す必要性が生じ、足す色は白が一番いいという訳です。

「アーリン・コード」はこのデッキにおいては強力で、出たターンは狼トークン、次のターンの+能力で致命傷を与えられるでしょう。+じゃダメな場合でも-能力の稲妻で処理できる生物がいるでしょうし、何なら対戦相手に直接撃ち込みましょう。

最後のプレインズウォーカーは「炎呼び、チャンドラ」です。
除去の薄いこのデッキでは-能力を多用する事になるでしょうし、「ギデオンの誓い」があればタフネス5まで処理できます。
楽しそうなのはギデオンの紋章、ニッサの-能力と合わせると彼女のトークンはきっちり10点のダメージを与えられます。


マナベース

次にマナベースです。この時期に3色のマナベースを考えるのは非常に困難です。
したがって展開を遅くするしかありません。「進化する未開地」は3色揃える上で重要な役割を担います。

もう一つのタップインランドは3枚の「鋭い突端」です。「森の代言者」を採用している以上4枚にしたいとこでおすが、タップインランドを入れ過ぎるのも考え物。
このデッキは4ターン目から本気を出すので4枚目の土地が「進化する未開地」や「鋭い突端」であった場合、相当出遅れる事になります。
「進化する未開地」の色安定はそれでも外せないので4枚にしています。

「梢の眺望」は「タップインするかもしれない」土地です。
「進化する未開地」も換算するとかなりの基本地形が入っていますのでほぼほぼアンタップインできるでしょう。
土地が「梢の眺望」と「鋭い突端」しかない場合はタップインしますが、そういった事故は頻繁には起きないはずです。

残りは2枚の「戦場の鍛冶場」と2枚の「ウェストヴェイルの修道院」と10枚の基本地形。
これらの土地は確定アンタップインである事が大事です。
このようなデッキを回す時、マナ基盤は慎重に考えてください。土地配分間違えるだけで負けますからね。


サイドボード

「大天使アヴァシン」は素晴らしいのでメインボードに入れたいくらい。
しかし、これは緑白トークンではありませんで、プレインズウォーカーを主軸としたナヤトークンなのでミッドレンジ相手のサイド要員としました。

「ドロモカの命令」はミッドレンジ相手に使いたいだけでなく、白ウィニーにも入れましょう。
アグロ相手に序盤をしのぐためのカードです。

ミラーマッチは地獄でしょう。「悲劇的な傲慢」を自分に都合のいいように使用して生き残ってください。「搭載歩行機械」を生け贄にしたいところですね。

「翼切り」、出るか解らない「大天使アヴァシン」やオーメンダールに構えるのはいかがなものか。時々手札で何もしないですし。したがって1枚です。

ナヤトークンはコントロール相手の耐性は強いでしょう。しかし息切れも有り得ます。
相手がカウンターしたり除去したりしたプレインズウォーカーをもう1回使ってやりましょう。
このカードは自身もクロックになります。

4枚目の「石の宣告」はとにかく除去を増やしたい時にどうぞ。

「ラムホルトの平和主義者」は様々な対戦で使いました。特に1マナ2/1を止められるのが大きいです。


まとめ

ナヤトークンは面白いデッキで、緑白トークンに似ています。
緑白トークンの方が安定性という点では上でしょう。よりマナ基盤が固いので。
したがってガチりたいのであれば緑白トークンの方がいいです。
しかし、「ギデオンの誓い」とプレインズウォーカーによる大技を楽しみたい方や、「アーリン・コード」をどうにか使いたい方には、ナヤトークンがぴったりです。
読んでくれてありがとうございます!


7月9日はTTTです。
7月30日はHMOです。

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