2017年1月17日火曜日

【翻訳】Control Is Back!/コントロールが帰って来た!

これからしばらくはスタンが面白い時期ですね。

私は諸事情によってしばらくスタンは回せませんが、せめて記事を読んで楽しみます。
原文はこちら

ここ数週間でマジックに大きな変動が起きて、今回の記事も書きにくかった。
禁止改訂や、傷口が開く度に禁止を出すモダンのあり方について議論をしたかった。

というのが当初の考えだったが、これから俺はデッキ構築をしないといけない!

霊気紛争のカードが公開され、コントロールにとって頭痛の種だった2つのカードが封印された。
《約束された終末、エムラクール》は《ヴリンの神童、ジェイス》を使えた頃は大好きだったのだが、昨今は重たい呪文を唱えたい人間にとっては迷惑な存在だった。
緑黒昂揚は動きが大ぶりなミッドレンジであり、本来はやりやすい相手だった。だが、《精神隷属器》のついた13/13の生物は都合よく《精神背信》を引けないとまず無理。

今や、エルドラージの脅威はスタンダードから消え、緑黒昂揚はコントロールにとって難敵ではなくなった。《残忍な剥ぎ取り》は依然として強いし、これを使ったデッキは強いだろうがコントロールが負けることはない。

《約束された終末、エムラクール》の禁止が一番のニュースではない。モダンで禁止が出るのは予想通りのことだった。禁止が出てはプレイヤーが知恵を絞っての繰り返しだから。
しかし、スタンダードに爆弾を投下したのは予想外。《約束された終末、エムラクール》が最速4ターン目に降臨するクソ環境だったとしても。

だが、本当の衝撃は《密輸人の回転翼機》と《反射魔道士》の禁止である。
この2枚は予想外だったし、いまだに禁止の原因を考えている。

《反射魔道士》は生物に頼ったデッキにとっては悪夢だった。このカードは過去にない強さがああり、プレイヤーはどの生物から出していくか厳しい選択を迫られる。
《ゲトの裏切り者、カリタス》や《精神壊しの悪魔》を《反射魔道士》の的にされるのは大損であったが、今回の禁止以後は見かける事が多くなるだろう。
《ゲトの裏切り者、カリタス》はモダンで使えるカードだし、回答となるカードが禁止された以上、俺はコントロールデッキに採用しようと思う。
それでもコントロールがCIP能力のない生物をメインボードに入れるのは何か違う。コントロールはメインボードにおいて相手の除去を腐らせるべきだから。
この吸血鬼はサイドボードに控えていてもらおうと思う。

メタゲームに一番影響を与えたのは《密輸人の回転翼機》だろう。このカード1枚のせいでコントロールは生存権を失っていたが、もういない。
このカードの存在と除去がソーサリーのせいでコントロールはプレインウォーカーを採用できなくなった。
《破滅の道》は害悪だ。コントロールからしたら《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》は《ゴブリンの先達》より遥かに手におえない。

この3マナのソーサリーが役に立たないもんだから俺は《スレイベンの検査官》が搭乗した3/3の乗り物に轢き殺された。
ここ最近、スタンダードの除去が残念だったせいで俺は負け続け、緑黒昂揚を使う羽目になった。
そんな日々は終わりだ。

《ヤヘンニの巧技》を見た時、俺は30秒は狂喜した。
2マナのアーティファクトが消えた事で《ヤヘンニの巧技》は最高の全体除去になった。
《無私の霊魂》デッキも《反射魔道士》と《密輸人の回転翼機》を失ったことで当社比75%の強さしかない。《燻蒸》だって十分使えるカードになった。
緑黒昂揚はピン挿しを1枚失っただけだが、青白フラッシュは「序盤に軽量級を展開し、それを後押しする」という戦略ではもう戦えないはずだ。

《密輸人の回転翼機》は《苦花》を思い出させる。
2ターン目に着地して、速やかな対処を迫られる。対処できないと、コントロールは死ぬ。
今回の禁止はドレッジやパンハモニコンにとっても痛手だろう。
メタゲーム外には大量のデッキが機会を伺っている。
その中で勝ち上がるのはコントロールだ。

スタンダードは良い方向に向かおうとしている。
《密輸人の回転翼機》は環境からコントロールを絶滅させ、バランスを欠いたフォーマットを作り出していた。


本題

さて、コントロール厨たちよ、話を始めようか。
コントロールの頂点は《奔流の機械巨人》である。彼がコントロールのエースとなるなら、俺たちは彼のために最高のインスタント呪文を用意しなければならない。
これは《ヤヘンニの巧技》と競合する。こちらは除去した後、直ちに価値ある3マナの動きをしなければならないからだ。


1・タップアウトコントロール(エスパー)

周知のとおり、俺はタップアウトコントロールが大好きだ。
《ヤヘンニの巧技》と組み合わせるなら《最後の望み、リリアナ》がぴったりだ。
リリアナは黒いコントロールなら必ず何枚かは採用するが、タップアウトコントロールやるなら4枚投入だろう。

タップアウトコントロールを組むなら《ジェイスの誓い》も4枚使いたい。《ジェイスの誓い》んもおかげで土地が詰まらずに必要なタイミングで全体除去を打てるんだ。
3ターン目に4枚目の土地を探してもいいし、《ヤヘンニの巧技》の相方にしてもいいし、終盤に手札を整えてもいい。

次に考えたいのはエムラクールを使えないのに昂揚を達成する必要があるか、という点。
《罪人への急襲》は4/4の天使がついてこないと今一つだ。だが、《奔流の機械巨偉人》を採用すればアーティファクトとクリーチャーが墓地に落ちる。

《ジェイスの誓い》を使うんだし、《棚おろし》も使いたい。
衰滅がかえってきたんだし、ドーンと構えてカードを引こうじゃないか。


2・ジェスカイコントロール

禁止改訂の前に新しい双子コンボが発見されていた。
これについて語るつもりはあまりない。既にみんなデッキを考えているから。
このコンボはガチだと思うので、このコンボを使うか、このコンボに対処できないtいけない。

このデッキが目指すべき方向は「引いて、凌いで、6ターン目にあっさり勝つ」である。
運が良ければ4ターン目に決まる。

禁止改訂後に俺が考えたのは青赤ベースで白はタッチカラー。
簡単な青写真を示すよ。

《サヒーリ・ライ》
《守護フェリダー》
《予期》
《否認》
《天才の片鱗》
《奔流の機械巨人》
《蓄霊稲妻》
《不許可》
《先駆ける者、ナヒリ》
《光輝の炎》
《革命的拒絶》
《炎の鞭打ち》
《スレイベンの検査官》
《雲先案内人》


3・フラッシュコントロール(青黒)

3つ目の選択肢は俺が次のSCGツアーで考えているデッキ。
《奔流の機械巨人》と相性のいいインスタントは多く、《致命的な一押し》でさらに強くなる。

《致命的な一押し》はモダン、レガシーにも変動が起きるが、スタンダードでもそれは同じである。
下の環境では2マナ以下を除去できればまずは充分だが、スタンダードでは紛争達成を意識しなければならない。

紛争を活かすには《進化する未開地》や《荒廃した湿原》を使いたいし、《策謀家テゼレット》もいい。
テゼレットはタップアウトコントロールで使った方が強いが、フラッシュコントロールでも活躍できる。
ちょっとしたマナ加速は《奔流の機械巨人》の着地を早める上に《致命的な一押し》の紛争を達成する。

俺のリストは《致命的な一押し》を1枚にしている。最初は3枚だったが、《密輸人の回転翼機》がいないならサイドボードで問題ないと判断した。

クリーチャー
3 奔流の機械巨人

プレインズウォーカー
3 最後の望み、リリアナ
1 灯の再覚醒、オブ・ニクシリス

呪文
4 予期
4 不許可
1 致命的な一押し
3 天才の片鱗
4 闇の掌握
2 殺害
2 革命的拒絶
2 破滅の道
2 精神配信
3 ヤヘンニの巧技

土地
3 島
5 沼
4 霊気拠点
1 荒廃した湿原
4 詰まった河口
3 進化する未開地
2 水没した骨塚
4 窪み渓谷

サイドボード
3 致命的な一押し
3 否認
2 ゲトの裏切り者、カリタス
2 慮外な押収
1 失われた遺産
2 破滅の道
1 精神背信
2 ヤヘンニの巧技

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