2016年5月30日月曜日

【翻訳】The Top 5 Legacy Decks/俺の選んだ強いレガシーデッキ5つ

ツイッターでアンケートをとった結果、スタンダードよりモダン、レガシーの方が需要があるみたいなので、今後は少しモダンやレガシーの比率を増やすかもしれません。

原文はこちら


レガシーはとにかくお金がかかる。モダンと同様、大会に持っていくデッキを決めるのが難しく、さらにメタゲームも読みにくい。俺の哲学は、とにかく強力で、多くのアーキタイプを潰せるデッキを選ぶ事だ。

今でも、レガシーではいくつものデッキが登場している。
数多く存在するレガシーデッキの中で俺の選んだトップ5が以下だ。


・奇跡


土地
2 乾燥台地
4 溢れかえる岸辺
4 島
1 霧深い雨林
1 平地
2 沸騰する小湖
2 Volcanic Island
1 汚染された三角州
1 山
3 Tundra


クリーチャー
2 僧院の導師
3 瞬唱の魔導師


呪文
3 対抗呪文
4 思案
4 終末
4 渦巻く知識
4 Force of Will
2 予報
4 剣を鋤に
4 師範の占い独楽
3 相殺
2 精神を刻む者、ジェイス


サイドボード
3 紅蓮破
1 封じ込める僧侶
2 血染めの月
1 イゼットの静電術師
2 外科的摘出
2 狼狽の嵐
2 摩耗/損耗
1 天使への願い
1 紅蓮地獄


ああ、これ、皆大嫌いな、これ。奇跡はいいデッキだと思うが、壊れだとも思わない。来月のGPコロンブスに持っていくのを検討しているが、最有力候補ではない。このデッキに有利がつく戦略は他のトップ5内のデッキも含めていくつか存在する。このデッキがことあるごとに登場するのはこのデッキがやろうとすることは一貫して効果的だからだ。

奇跡は最高の防御カードを採用し、相手の動きを先読みして動く。ミスなく動ければ「相殺」はながkう居座り、相手を徐々に追い詰めていく。そこからさらに10ターンかかったりもするが、実際はその遥か前に勝利が確定している。

最近の奇跡は「予報」をアド源として採用している。「予報」はトップの不要牌を落としてその下の2枚を手札に加える、小さい「時を越えた探索」として使える。これはディグよりは弱いが、役割は似ている。そしてこのようなカードを使えるとBUGのように2対1の行動を取るデッキとも戦える可能性が出てくる。



・グリクシスデルバー


土地
4 溢れかえる岸辺
4 汚染された三角州
4 不毛の大地
1 Tropical Island
2 Underground Sea
3 Volcanic Island


クリーチャー
2 グルマグのアンコウ
4 若き紅蓮術師
4 死儀礼のシャーマン
4 秘密を掘り下げる者


呪文
4 ギタクシア派の調査
1 二股の稲妻
1 呪文貫き
4 思案
4 Force of Will
4 稲妻
4 目くらまし
4 渦巻く知識
2 陰謀団式療法


サイドボード
2 苦い真理
2 悪意の大梟
1 四肢切断
1 古の遺恨
1 暗黒破
1 真髄の針
1 陰謀団式療法
1 渋面の溶岩使い
3 紅蓮破
2 外科的摘出


デルバーには様々なパターンがあるが、グリクシスが一番結果を残している。グリクシスはデルバーの中で一番柔軟だ。


これはデルバーの中で最も強力な攻め手を持っている。「死儀礼のシャーマン」は出されたら最悪だし、「若き紅蓮術師」はレガシー最強カードの一角だ。ヤンパイはいつも過小評価されがちであった。「宝船の巡航」がリーガルだったころ程ではないが、未だに強い。


攻め手を多く持つ中、「陰謀団式療法」という最強の除去があり、ヤンパイと合わせるとすごい。また、「苦い真理」はマッチを遅くしたい時、遅いデッキと対峙する時に有効なサイドボードだ。


また、グリクシスデルバーは奇跡に有利だと考えている。
奇跡に強いデッキを採用するのはレガシーにおいて重要だ。


・土地単


土地
1 森
1 Glacial Chasm
4 燃え柳の木立
3 Maze of Ith
1 Karakas
4 リシャーダの港
2 Taiga
4 演劇の舞台
2 平穏な茂み
1 新緑の地下墓地
4 不毛の大地
1 吹きさらしの荒野
1 樹木茂る山麓
1 霧深い雨林
1 The Tabernacle at pendrell Veil
4 暗黒の深部


呪文
4 モックス・ダイアモンド
4 踏査
1 マナ結合
4 輪作
4 罰する火
4 ギャンブル
4 壌土からの生命


サイドボード
2 不屈の追跡者
4 抵抗の宝球
2 沸騰
1 すべてを護るもの、母聖樹
4 クローサの掌握
1 ボジューカの沼
1 虚空の杯

一部のプレーヤーは黒い土地を採用し、「思考囲い」「突然の衰微」「闇の腹心」といった黒い呪文を入れているが、俺は古き良き赤緑がいいと思っている。

土地単は奇跡は厳しいが、それ以外には強い。多くのデッキは20/20を止められないし、正しく引ければ2ターン目に着地する。多くのデッキは「壌土からの生命」や「罰する火」に弱いし、「不毛の大地」と「リシャーダの港」もやりにくい。

もう一つの良さは時として棚ボタ的に勝利を拾える事だ。土地単を諦めているようなデッキは多いし、棚ボタ的な勝利程価値のあるものはない。
奇跡やグリクシスデルバーでは棚ボタの勝利は望みにくく、そこでゲームを落とすのは本当にヤバい。


・ストーム

土地
1 Bayou
1 島
1 沼
1 Tropical Island
2 Underground Sea
1 Volcanic Island
4 霧深い雨林
4 汚染された三角州


呪文
2 闇の誓願
1 苦悶の触手
1 炎の中の過去
4 陰謀団式療法
3 強迫
4 ギタクシア派の調査
4 冥府の教示者
4 思案
1 むかつき
1 汚物の雨
4 渦巻く知識
4 陰謀団の儀式
4 暗黒の儀式
4 ライオンの瞳のダイアモンド
4 水蓮の花びら


サイドボード
2 苦悶の触手
1 巣穴からの総出
1 ハーキルの召喚術
1 残響する真実
1 クローサの掌握
2 ザンディットの大群
2 狼狽の嵐
4 突然の衰微
1 師範の占い独楽


これは数週間前、Sam BlackがMOCSチャンピオンシップに持ち込んだANTだ。


土地単と同様、ストームをプレイする理由はラッキーで勝てる事がある。時としてこちらに対して圧倒的に不利なエルフと当たるだろうし、時としてこちらが何をやっているのかさっぱり解らない相手やこちらに対して何をすればいいか解らない相手にメインを取れるだろうし、時にはANTを諦めている相手もいるだろう。


このデッキは早い上に驚く程柔軟だ。これはカウンターはハンデスを含む数多くの対策をかいくぐる。ストーム対策は置物妨害、例えば「虚空の杯」、「翻弄する魔道士」、「安らかなる眠り」、「相殺」等だ。


「闇の誓願」の追加によりさらに妨害に強くなった。
ANT対策は置物がいいと言ったが、ANTは「突然の衰微」を使うのだ。


これは想定しなければいけないデッキで、ANT対策を考えておくのは重要だ。




・エルドラージ


土地
4 古の墳墓
4 魂の洞窟
2 裏切り者の都
4 エルドラージの寺院
4 ウギンの目
4 ミシュラの工廠
1 市長の塔
2 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ


クリーチャー
4 エルドラージのミミック
2 終末を招く者ショークー
4 果てしなきもの
3 作り変えるもの
4 現実を砕くもの
2 猿人の指導霊
4 難題の予見者


呪文
2 四肢切断
2 歪める嘆き
4 虚空の杯
2 アメジストのとげ
2 梅澤の十手


サイドボード
2 アメジストのとげ
2 全ては塵
1 フェアリーの忌み者
4 虚空の力線
2 真髄の針
2 漸増爆弾
2 抵抗の宝球


俺はまだ一番いいエルドラージの構築にたどり着けていないが、このMOのリストは正しい方向性を示しているように見える。


エルドラージは2つの理由で優れている。
1つ目は、「虚空の杯」はレガシー最強カードの1つだからだ。
そして杯が入っているのみならず、相手が杯を乗り越える体制を整えるまでにゲームを終わらせるアグレッシブさを併せ持っている。


2つ目は、エルドラージに採用されるカードはレガシー頻出カードに強いからだ。
稲妻が効かない生物が多く、「魂の洞窟」によって「Forth of Will」を無視できる。
「相殺」にいたっては笑いが止まらない。


このデッキはこの種のデッキが伝統的に抱えてきたものと同様の問題がある(茶単と同じ弱点を抱えているって事かな?)。
「虚空の杯」は全てのデッキに刺さる訳ではない。エルドラージは一部のカードやコンボに対抗する術がない。土地が多いのでマナフラッドの危険がある。
このような問題点を踏まえてもこのデッキはレガシー最強の一角だし、想定しておくべきデッキである。
俺がGPコロンブスで土地単を勧めるのはこの化け物(エルドラージ)デッキに有利だからだ。


次回TTTは6月4日です。
次回HMOは未定です。

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