2016年3月24日木曜日

【翻訳】Daily Digest: The Return Of Twin/双子の帰還

スタンのローテーション前だからか、Daily Digestの内容がモダンかレガシーに寄りますね。

原文はこちら

意訳、直訳のポリシーなし。適度に省略しています。

語学力は適宜磨いていくのでこの若輩者を何卒生暖かい目で見守りください。


双子の帰還

この状況下ではエルドラージが近々モダンから消滅すると判断して差し支えない。そして、我々は1月の禁止改訂による修正後、フォーマットを歪めた壊れマナエンジン抜きにしてどのようにメタゲームが動くか検討する必要がある。

このフォーマットで最も重要なのは「欠片の双子」がなくなった事でメタがどのように反応するかだ。他のアプリケーションがないのであればコンボに対するヘイトがデッキを消滅させるだろう、そして皆は「稲妻」「瞬唱の魔導士」「差し戻し」「血清の幻視」の使い道を探し始めるだろう。

しかし、それが別の双子デッキだったらどうだろうか?「鏡割りのキキジキ」はまだ使える、このコンボコンボしたゴブリンは複数の勝ち筋を持つデッキをより柔軟に機能させるシナジーの金鉱山だ。

ティムール双子は「タルモゴイフ」が強すぎて青赤双子ほどコンボに焦点を当てた事はなかったし、その原理は今回のデッキにも当てはまる。「跳ねる混成体」はよりアタッカーとして優秀な事から「やっかい児」と「詐欺師の総督」の役割を担う。総督は稲妻が効かないという考えは見当違いだ。コンボに入ろうとした時に除去されるのはキキジキだから。

混成体に加え、キキジキは「瞬唱の魔導士」と「高原の狩りの達人」と見事にシナジーを形成し、コンボデッキとしてもミッドレンジとしてもふるまえる。もう1つキキジキと組み合わせてみたいのは「スラーグ牙」だが、5マナをあまり多く積むのは問題だ。でも、夢見てもいいかもしれない。

呪文に目を向けてみると、双子デッキに入るような効果的な呪文を見る事ができる。「呪文嵌め」と「差し戻し」は現存する中で最も効果的な打ち消し呪文だし、エルドラージなき後はそれは揺るがない。除去の枠に入っている「稲妻」、「四肢切断」と「焙り焼き」も同じだ。これらは一見普通だが良い事だ。これらのカードで占められているのには理由がある。

想像するに、このデッキの対戦相手にはティムールデルバーやティムールコントロールのように映るだろう。欠片の双子が禁止であるから相手は躊躇するのではなくより積極的にタップアウトすると思われ、つまりこのデッキは流行るまではかつての双子がそうであったように安心してコンボを決められる。もし相手がコンボを止めるのに注力し始めたら、タルモゴイフが倒してくれる。

エルドラージ禁止後であっても、考えにくいがエルドラージが何らかの理由で残留したとしても、禁止前のモダンのイベントに参戦する事になったとしても、このデッキはモダンの脅威に屈しないと思う。除去はエルドラージクリーチャーに対して充分効果的だし、サイドボードの「誘惑蒔き」は大活躍だろう。このデッキはランタンや親和対策の「古の遺恨」、コンボに対する妨害、皆の予想を上回るクロックがあり、残りのメタゲームに対応できると思う。

したがって禁止改訂後のモダンで一足先の変化を求めているか、「瞬唱の魔導士」を失って喪に服しているのであれば恐れずにこのデッキを試してみるといい。

ティムールキキジキ

クリーチャー(16)
4 跳ねる混成体
2 高原の狩りの達人
4 瞬唱の魔導士
4 タルモゴイフ
2 鏡割りのキキジキ

呪文(20)
2 謎めいた命令
1 四肢切断
2 電解
4 稲妻
4 差し戻し
2 呪文嵌め
1 焙り焼き
4 血清の幻視

土地(24)
1 森
4 島
1 山
1 繁殖池
1 僻地の灯台
1 内陸の湾口
4 霧深い雨林
1 汚染された三角州
2 沸騰する小湖
3 蒸気孔
1 踏み鳴らされる地
2 硫黄の滝
2 樹木茂る山麓

サイドボード(15)
2 大祖始の遺産
3 誘惑蒔き
3 古の遺恨
1 払拭
1 否認
1 ヴェンデリオン三人衆
4 神々の憤怒

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