2016年4月23日土曜日

【翻訳】Daily Digest: Rally Your Company

4色ラリーは前回のスタンダードにおいて最強のデッキであった。
アブザンカンパニーはモダンにおいて最強の一角になりつつある。
それは2つを掛け合わせたらどうなるか。

オウケイ、これは均等な配合とは言えない。デッキはカンパニーよりはラリーに寄っている。そしていずれのデッキよりもコンボに寄っており、非常に興味深い。

このデッキは軽いクリーチャーを採用しており、「集合した中隊」で盤面を築きやすくしている。そして「サテュロスの道探し」によって墓地を肥やせるようになっている。相手のデッキがあなたのクリーチャーと戦えないのであればただ攻撃すればいい。相手が対処に追われてリソースを費やしてくれたなら「祖先の結集」か「戦列への復帰」と「臓物の予見者」によって「血の芸術家」か「ズーラポートの殺し屋」の能力を何回も誘発させれば良い。

いずれにしろ、対戦相手があなたのクリーチャーに対処しようとしないのであれば、相手が白い呪文(流刑への道かな?)を使う前にそのまま「臓物の予見者」で(普通に戦場に出した)生物を生贄にすればいい。ライフレースで押されていたら生物を生贄にしてライフを幾ばくか得ればよく、「臓物の予見者」の占術でフィニッシャーを探せばよい。

他の生贄エンジンが入っていないのが驚きだ、特にこのデッキにぴったりはまりそうな「カルテルの貴種」が。私はあまり「潮の虚ろの漕ぎ手」がいいとは思わない。しかし出た時の誘発型能力の上にスタックで生贄にすると相手のカードを追放したままにできるので、モダンに大量に存在するコンボデッキを混乱させる事ができるだろう。

諸々を踏まえて、私はラリーか復帰のいずれかを削るべきだと考えているが、どちらを削るべきかまでは解らない。1枚あればゲームを終えられるとすると8枚は多すぎるだろう。
「祖先の幻視」によって双子がリーガルだった頃よりもカウンターが環境に増えると思う。しかし、「潮の虚ろの漕ぎ手」が相手の手札を破壊し、「復活の声」が相手のカウンターへの対処になるため、8枚はやり過ぎだと思う。

墓地を肥やしてコンボの達成を早める手段として「忌まわしい回収」がいいかもしれない。1枚1枚のカードが単体では弱いので回収はすごく強いとは言えないが、いい働きをするだろう。

最後にメインで怪しいと考えているのは「深き闇のエルフ」である。白のダブルシンボルを唱えたいのであって、黒のダブルシンボルを唱えたい訳であない。「貴族の教主」が良さそうだが、並べるデッキと賛美の相性が良くないので「アヴァシンの巡礼者」でもいい。

サイドボードはヘイトベアーのカードが入っており、赤い速攻デッキや親和対策であろう。私は何枚か「漁る軟泥」を相手の墓地対策、相手の軟泥やその他のクリーチャー対策に積みたい。ズーが隆盛している事を踏まえても「残忍な切断」の方が「神の怒り」よりいいと思う。

アブザンカンパニーの人気が続くようなら、皆は「台所の嫌がらせ屋」と「集合した中隊」対策をするし、このデッキもその巻き添えを喰らうだろう。しかしこのデッキであれば多少のヘイトは跳ねのけられると考えている。

クリーチャー(29)
4 潮の虚ろの漕ぎ手
4 極楽鳥
4 血の芸術家
2 深き闇のエルフ
4 サテュロスの道探し
4 臓物の予見者
4 復活の声
3 ズーラポートの殺し屋
呪文(12)
4 集合した中隊
4 祖先の結集
4 戦列への復帰
土地(19)
2 森
2 平地
1 沼
1 神無き祭殿
2 湿地の干潟
1 草むした墓
3 剃刀境の茂み
1 寺院の庭
3 新緑の地下墓地
3 吹きさらしの荒野
サイドボード(15)
3 呪文滑り
2 ブレンタンの炉の世話人
2 コーの火渡り
3 クァーサルの群れ魔導士
2 忍び寄る腐食
3 神の怒り

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