2016年5月21日土曜日

【翻訳】Daily Digest: Nahiri Naya

モダンで話題のナヒリの、スタンの話です。


原文はこちら


現行スタンのナヤは見た事がある。
現行スタンのナヒリを使ったナヤも見た事がある。
だが、現行スタンでここまでナヒリに注目したナヤを見た事はない。

パッと見それらしく見えないのはこのデッキはランプ要素を含んでいるからだが、実際は「ニッサの巡礼」がこのデッキでは強い。
手札に入る森はまずナヒリの+2能力の種になり、手札が整った後は唱えたい呪文をプレイするための土地になるのだ。

マナカーブの頂点はそこまで高いものではなく、「龍王アタルカ」1枚はナヒリのサーチ対象に過ぎない。
本当のフィニッシャーは「ウルヴェンワルドのハイドラ」で、巡礼とかみ合いながらも「鋭い突端」と「鏡の池」を引っ張ってくる。

「変位エルドラージ」はいずれのクリーチャーとも相性が良く、序盤は守りを固め、終盤はマナのつぎ込み先になる。これは本当にタダ強で既に入るデッキはいくつか存在する。したがってこのカードが使えそうなデッキにはとりあえず入れておくべきである。

デッキの残りは良いとも悪いとも言いにくい。
「焙り焼き」よりは「石の宣告」を追加した方がいいと思うし、この手のデッキにぴったりの「不屈の追随者」が不採用なのは驚きだ。
マナは充分出るし、手札が増えるほどナヒリを強く使える。

一見、グッドスタッフに見えるが、密かにシナジーを形成しており、ナヒリと「ウルヴェンワルド横断」を使ったシルバーバレットでもある。
「棲み家の防御者」と「ゴブリンの闇住まい」で除去を使いなおせる訳だが、カードの再利用ができるとつい色んなカードを使いたくなる。
「光輝の炎」が1枚、「コジレックの帰還」が1枚、「ゴブリンの闇住まい」が2枚なのはそういった背景があるからだろう。

このデッキは、典型的なミッドレンジのように各マナ域の最強クリーチャーと除去の組み合わせにはなっていない。
ここから自分なりに改造する余地はいくらでもある。
サイドボードを見てみると解る、このデッキはナヤカラーに入りそうなカードなら何だって使える。
君が合うと思ったカードがこのデッキには合うし、デッキにナヒリが入っている限りきっとその選択は正しい。

クリーチャー(14)
1 棲み家の防御者
2 変位エルドラージ
2 ゴブリンの闇住まい
4 森の代言者
4 ウルヴェンワルドのハイドラ
1 龍王アタルカ

プレインズウォーカー
1 炎呼び、チャンドラ
3 先駆ける者、ナヒリ

呪文(17)
2 面晶体の記録庫
3 焦熱の衝動
1 コジレックの帰還
2 石の宣告
4 ニッサの巡礼
1 光輝の炎
2 焙り焼き
2 ウルヴェンワルド横断

土地(25)
8 森
2 山
1 平地
4 戦場の鍛冶場
2 燃えがらの林間地
3 進化する未開地
2 鏡の池
3 鋭い突端

サイドボード(15)
1 棲み家の防御者
1 世界を壊すもの
1 進化の飛躍
1 焦熱の衝動
3 神聖なる月光
1 コジレックの帰還
1 龍王アタルカ
1 龍王ドロモカ
1 保護者、リンヴァーラ
2 龍を狩るもの、スーラク
1 炎呼び、チャンドラ
1 光輝の炎


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