嘘だ・・・そんなはずはない。繰り返すが、そんなはずは、ない。
Todd Stevensめ、馬鹿なことはやめろ!
我々は厳しいエルドラージの冬をようやっと乗り越え、恵みの春を迎え、モダンの新しいメタゲームに面白いマッチを謳歌するつもりだった。全ては上手くいっていた。
そしてSCGINDYのトップ32のデッキを眺めていた時、これを見つけてしまった・・・
何で?何でこんな仕打ちをするんだ?
我々が何をしたというのだ?
Todd曰く、この発想はMichael MajorsとGerry Thompsonから得たという。したがってこの二人も万死に値する。しかし、Toddはこのデッキを表舞台に登場させてしまったのだ。彼はエルドラージを復活させ、再びモダンをエルドラージの支配下に置こうとしているのだ。
これは他人事ではない。俺と共に戦ってくれる勇気と意志のある者は、この脅威に立ち向かうために、デッキを研究しよう。
このデッキは、「ウギンの目」禁止前の最強デッキであった、「変位エルドラージ」と「希望を溺れさせるもの」で盤面を支配し続ける、青白エルドラージの後継である。
このデッキの課題は「ウギンの目」の爆発力をいかに再現するかであり、「貴族の教主」と「エルドラージの寺院」を探しにいくための「古きものの活性」が解決策だったようだ。
目が使えない事から、目の爆発力が前提となる「エルドラージのミミック」と「果てしなきもの」は不採用となっている。
代わりにより安定したカードが入っている、「作り変えるもの」と「タルモゴイフ」だ。
このデッキの「タルモゴイフ」は恐ろしく小さい。ノンクリーチャースペルは少ないし、無色マナの必要性からフェッチランドの採用枚数もたった5枚だ。
しかし、このデッキの強力なエルドラージに相手は何かしらの対応を迫られる、したがってこのデッキの「タルモゴイフ」は相手が育ててくれるのだ。
3色に加えて無色マナを出さないといけないため、このデッキのマナベースはかなり難しい。
青いフェッチランドが1枚しかないので島を切って4枚目の「魂の洞窟」か青いサイドボードのためにペインランドにしてもいいかもしれない。
しかしナヒリデッキの隆盛、「流刑への道」の存在から基本地形を抜くのも怖い。
このデッキのマナ基盤を攻めるのはいい戦略だと考えられ、マーフォークあたりを使いたくなってくる。
マナベースに改良の余地はほとんどないと思うのだが、いつ誰かが何かを閃くかも解らない。又は他のエルドラージデッキが出てくるか。
正直、誰もこのデッキの隆盛は望まないだろう。
良識と人間性のある人であればこのデッキを環境の隅に追いやるために全力を尽くすべきだ。
しかし・・・トーナメントでの勝利にこだわるのであれば「難題の予見者」と「現実を砕くもの」はプレイしてもいいかもしれない。
もし、一か月後環境が再びエルドラージに支配されているとしたら、犯人はコイツだ・・・Todd Stevens
クリーチャー(28)
4 希望を溺れさせるもの
3 変位エルドラージ
4 作り変えるもの
4 貴族の教主
4 現実を砕くもの
4 タルモゴイフ
4 難題の予見者
1 世界を壊すもの
呪文(8)
4 流刑への道
4 古きものの活性
土地(24)
1 森
1 島
1 平地
1 繁殖池
3 低木林地
3 魂の洞窟
4 エルドラージの寺院
1 溢れかえる岸辺
1 幽霊街
1 地平線の梢
1 寺院の庭
4 吹きさらしの荒野
2 ヤヴィマヤの沿岸
サイドボード(15)
2 仕組まれた爆薬
4 墓掘りの檻
1 スラーグ牙
1 世界を壊すもの
2 石のような静寂
2 否認
3 機を見た援軍
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