2016年5月13日金曜日

【翻訳】Land Destruction In Modern

たまにはモダンの長文をやってみようかと思いましたのでやってみました。


多大に省略しちゃいましたが(特に後半から「レガシーはこれをやろうと思う」みたいな話に逸れ始めたので)、必要な部分は訳していると思うので。


原文はこちら


ああ、モダンよ、可能性のフォーマットよ。


本当に、お前の心をつかんだものがあれば、それはモダンで使える。デッキを決めたら、達人になるまでそれを延々と回せばいいのだ。
そこの「出産の殻」を手に・・・・・・ああ、失敬。
その「宝船の巡航」をだね・・・・・・マジか、これもか。
そうだ、古のツインブレードをモダンに復権させれば・・・・・・まあ、石鍛冶禁止だけど。
でも「欠片の双子」は・・・・・・ですよねー


正直、凹む。その、皆はただ楽しみたいだけなんだよね?何?自分だけやりたい事をやって相手には何もさせたくないだって?そんな事言ってるから禁止されるの。周りが楽しくないの、環境が歪むの、壊れるの、それからそれから・・・・・・ああ、もう、解ったよ。俺のあごひげは慈悲深いのだ。シャーデンフロイデ(他人の不幸を見てメシウマ)なお前らのためにこんな物を用意したやった。


G/Rポンザ


クリーチャー(10)
4 東屋のエルフ
4 業火のタイタン
2 嵐の息吹のドラゴン


呪文(29)
2 殴打頭蓋
4 血染めの月
4 楽園の拡散
2 内にいる獣
4 稲妻
3 忌むべき者のかがり火
2 溶鉄の雨
4 ムウォンヴーリーの酸苔
4 石の雨


土地(21)
8 森
1 山
1 ケッシグの狼の地
3 踏み鳴らされる地
4 吹きさらしの荒野
4 樹木茂る山麓


サイドボード(15)
1 墓掘りの檻
2 大祖始の遺産
1 呪文滑り
2 台所の嫌がらせ屋
1 スラーグ牙
3 古の遺恨
1 引き裂く突風
2 神々の憤怒
1 忌むべき者のかがり火
1 紅蓮地獄


ポンザはかつては存在したものだ。何人かは覚えているだろうが。知らない人のために説明するが、このデッキはアグレッシブな攻め手と土地破壊で相手の盤面を縛り、相手が追いつくまでにゲームを終わらせる。


このデッキはかつて見たようなポンザデッキではない。それは3マナの土地破壊呪文が望まれていないからだ。
マナ基盤を破壊されるとつまらないからだ。


ちなみに、1マナのマナクリーチャーがこれ以上刷られないのであれば3マナの土地破壊の印刷は有り得る。


しかし、このデッキは興奮した。「嵐の息吹のドラゴン」が採用されているからだけじゃないんだけど、ぶっちゃけ「嵐の息吹のドラゴン」が入ってるからだ!


(※余談ですが、この記事を書いたChris VanMeterはテーロス期にジャンドモンスターをかなり長い事スタンで使用していました)


「内にいる獣」はどんなパーマネントでも3/3のトークンに変えるので非常に丸い。又は自分のパーマネントをビーストにして相手にとって予想外のアタッカーを用意してもよい。
「内にいる獣」はグリセルブランドを弱体化できるし、「飛行機械の鋳造所」をどかす事もできる。
それと2ターン目に打ってしまって土地破壊のチェインを始めてしまってもいい。
相手の場に3/3が残る?「ムウォンヴーリーの酸苔」を打った次のターンに「業火のタイタン」を出せるじゃない?3/3乙。


3マナの土地破壊トリオだけじゃなく、おそらくモダンのメインボードで最もつまらないカードが4枚入っている。そう、4枚の「血染めの月」と「東屋のエルフ」と「楽園の拡散」はこのデッキにおいて重要だ。


2ターン目の「血染めの月」で詰むデッキは多いだろう。仮に相手が土地を引き込んでもそこを「石の雨」や「溶鉄の雨」で割り、その内「業火のタイタン」か「嵐の息吹のドラゴン」が着地するのだ。1体でも出ればゲームは終わるし、続けて出せばもっと早く終わる。


しかし、もっと好きな点がある。それは土地破壊ではなく、月でもなく、大好きなストームブレスでもなく、「忌むべき者のかがり火」だ。
ポンザデッキはマナを縛る前に出てしまった脅威に対して対処しにくいが、そこでお前のデッキトップが盤面を綺麗にしてくれる訳だ。


モダンは偏ったフォーマットだ。各デッキはできるだけ低マナ域に寄せようとする。何かが土地破壊をすり抜けて飛び出してくるかもしれない。しかし、かがり火がなんとかしてくれる。かがり火ほど愛すべきカードはない。もちろんスラーグ牙も血染めの月もだが。
見てみろ、かがり火は75枚の中に4枚入っている。繰り返すが、我々がやりたいのは自分が楽しんで、相手につまらない思いをさせる事だ。
動画のキブラーが楽しんでいるように見えるか?(原文に動画が埋め込まれているのでどうぞ)


タイタンにはうるさい俺が一番好きなのは「原始のタイタン」だが(※この人は長い事護符コンボ使ったました)、このデッキにおいては「業火のタイタン」の方がふさわしいと言わざるをえない。
ゼンディカー期のスタンダード以来、モダンにおいても目立った活躍はしていなかった。
「流刑への道」や「終止」があるのでデカ物を出すのは危険だが、必ずしも相手が持っているとは限らないしね。


「稲妻」と「突然の衰微」は皆使っているが「業火のタイタン」には無力だ。
「原始のタイタン」は死んでも「トレイリア西部」を手札に持ってこれる(※トレイリア西部とバウンスランドを同時に出せばトレイリア西部が手札に戻ってきますね)ので変成で「召喚士の契約」を手札に加えてもう1体のタイタンを出せる(※護符使った事ないのでこういう動きするのかどうか知らないんですが)。
「業火のタイタン」は出た時に除去しているので既に充分な仕事をしている。加えてマナを責めているのだから、その内次の脅威を出せばいい。


サイドボードは対策カードばっかだ。アーティファクト破壊に軽量の全体除去、墓地対策にライフゲイン。このようなサイドが必要な相手というのは土地破壊をすり抜けてくるデッキだ。
仮に相手が1ターン目の「天界の列柱」から始めたのなら、それを破壊すれば土地が0枚の盤面に相手はピヨピヨだ。


お前はこう考えているのだろう。
「こんなん所詮クソデッキだ。これはトーナメントには持ち込めない。もちろん楽しくマジックをしたいが、それと大会で結果を残したいんだ。あとストームブレスがそんなに強いとは思えない。やっぱりアブザンカンパニーにするよ」


それは一理ある。俺から言えるのはこのデッキはSCGIQでトップ8に入ったのだからポテンシャルはあるという事だ。悲しい事に優勝は逃したが。
このデッキより間違いなくアブザンカンパニーの方が強いだろう。だが、アブザンカンパニーに「嵐の息吹のドラゴン」は入っていないじゃないか。


想像してみよう。
相手がまず「ウルザの塔」を置いたところで自分の手札を確認する。
森、山、楽園の拡散、石の雨、溶鉄の雨、ムウォンヴーリーの酸苔
勝てそうな気がしない?


(中略)


このデッキを調整する人が多く登場する事を願う。時間を取れれば俺もStreamで回してみるつもりだ。


そういえば、実はデルバーを回している。果たして俺は3/2を楽しめるのだろうか。
「若き紅蓮術師」を使いたかったんだ。


クリーチャー(14)
4 死儀礼のシャーマン
4 秘密を掘り下げる者
2 グルマグのアンコウ
3 若き紅蓮術師
1 ヴェンデリオン三人衆


呪文(28)
4 渦撒く知識
4 目くらまし
4 Force of Will
4 稲妻
1 呪文貫き
2 陰謀団式療法
1 二股の稲妻
4 ギタクシア派の調査
4 思案


土地(18)
4 溢れかえる岸辺
4 汚染された三角州
1 Tropical Island
2 Underground Sea
3 Volcanic Island
4 不毛の大地


サイドボード(15)
1 仕組まれた爆薬
1 真髄の針
2 悪意の大梟
1 渋面の溶岩術師
1 古の遺恨
1 暗黒破
1 四肢切断
2 紅蓮破
2 外科的摘出
1 陰謀団式療法
2 苦い真理


(これ以下も省略します。ほとんど日記のような内容なので興味ある人は原文をどうぞ)


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