2016年7月3日日曜日

【雑記】翻訳ばかりしてても退屈なので読書の話でも②

前回は通勤電車はショートショートがいいよという話と、こじらせた人は若林のエッセイ読むと少し学ぶものがありそうだよという話でした。

若林のエッセイは芸能人本だと侮るなかれな良著だったと思っているのですが、最近のでもう一冊芸能人だからって舐めたらいかん本があります。

AKBの高橋みなみが書いたリーダー論



中身はどこかのビジネス書に書いてありそうな、ありきたりなものが多いです。

多分彼女は『総監督』という役割をいきなり任され何をしたらいいか解らない中、まずはビジネス書を読み漁ったのでしょう。
ただ、彼女はそれを現場で実践して、自分なりに理解して、この本を書くにあたりきっちり自分の言葉に置き換えています。
読んだ内容をやってみた、そこが他のビジネス書と違うところであり、この本をおススメする理由。

AKBファンなら間違いなく読まなきゃいけないし、私AKBについてはメンバー5人も知らないのですが読んでよかったと思える、ガチな本でした。


ビジネス書(自己啓発本でも呼び方はなんでもいいです)を読む人、読まない人、読んでいた人、色々いらっしゃるかと思います(私は読んでいた人です)。

こういう本は、何冊も読むんではなくて『自分にしっくりくる一冊』が見つかればいいと思っています。言い換えると、自分の一冊が見つかるまでは色々読み漁ってもいいでしょう。

私はこれでした。


HMOをやろうと思った原動力にもなった本なんですが、一言で言うと「人生の本番は職場の外だ」みたいな話です。

仕事はお金を稼ぐ手段と割り切って仕事以外の時間で本当にやりたい事をやれって事です。

この本をきっかけに良くも悪くも仕事をやる気がなくなり、休日が活動的になりました。

人生観、仕事観は人それぞれですが、今の仕事に多かれ少なかれ疑問のある人は一読の価値あり。

個人的にはMTGのコミュニティが(ガチな大会でも、カジュアルな交流会でも)もっとたくさんできればいいのに、と思っています。



7月9日はTTTです。
7月30日はHMOです。

最近読んだ3冊

女生徒/太宰治:純文学は全然知りませんが、太宰治は女性心理を書かせるとすんごいのだそうです。確かに読んでみると「え、これを男が書いたん?」と驚かされます。
この中に入っている「きりぎりす」って短編は私好きですね。ダメ男だった夫がやがて成功するんだけれど、そのサマを見て「なんか違う」と思ってしまう奥さんの話。あー、こういう女いそうだなーってね。

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